本日のテーマ:コワーキングです。
ゆっくりでは、ありますが、今世界各地で
「コワーキングスペース」の形態が流行ってきた
ことにより、スモールオフィスやシェアリングオフィスの市場
に熱い視線が集まりつつあります。
もちろん、ネットビジネスをしている方は、場所移動や
自宅でない、落ちついたパソコンが使える環境であれば
コーヒーをゆっくり飲みながら、セールスレターを書いたり
ブランディングシナリオを練ったり、仕事仲間での
商談や情報の交換の場などが手短なところにあれば
良いです。
また、大企業など、不動産を所有することでの
コストも馬鹿にならないくらい掛かっているはずです。
こうしたコワーキングスペースの特徴は、
古い倉庫ビルなどを、IT対応のオフィス施設に改装して、
月額会費制で入居者を募り、フリーアドレスの自由席、
または専用デスクのある固定席を提供しており、
メンバー同士が情報交換をしたり提携ビジネスなどの
話ができるコミュニティの場として活用されている点
が注目に値します。
なので、入居者の中で成功する起業家がいたりすると
その繋がりを求めて、新たな入居希望者が増えるという
流れで、オフィスメンバーの定員が埋まっていくという
図式でしょうか。
従来の賃貸オフィスが、ハード(建物)だけを提供する
のに対して、コワーキングオフィスには、
「人脈やビジネスのノウハウも得られるという付加価値」
が最大の魅力でしょう。
では、早速Coworking & Open Sourceを
覗いてみましょう!
http://new.livestream.com/shimokitazawa-osscafe/coworking-and-opensource/videos/13272744
少し前になりますが、IT系のニュースでよく聞いた
「ノマドワーキング」というのがありました。
これは、物理的に固定したオフィスに縛られずに、
ノートPCや高速無線通信を活用して、
自宅や移動しながら仕事をこなすこのスタイルは、
フリーランスや営業マンなどの間では
別に珍しいものではないですね。
ところで、「ノマド=遊牧民」という意味だった
なんて、オシャレ!
遊牧民のイメージは「孤独」というイメージもあります。
定期的に訪れる牧草地で遊牧の民が皆で争うことなく共同生活を
行うための「知恵」があります。
それぞれの遊牧民はある程度の距離を保って、
移動し放牧を行って生きています。
ところが、会社のお仕事は、そうは行きません。
必ず、コミュニケーションを経ないと、良い成果は
得られないのが必定です。
プロジェクトやチーム作業で作り上げる
場合など、「ノマド」スタイルで、距離を取っていたのでは
うまくいかない場合も多いと考えます。
たとえば、自宅と職場の中間に位置する第3の仕事場として
PC持込で仕事が行える喫茶店は
電源があり、飲食ができて、辺りを気にすることなく
心置きなく打ち合わせも行える共同作業に適した
スペースはなかなか存在しなかったのではないでしょうか
そんな要請に応える場所が、日本にも各地に
生まれつつあるようです。
その1つ、渋谷のJELLY JELLY CAFEを紹介しよう。
http://jellyjellycafe.com/
コワーキングオフィスの経営は、
一つの場所で成功すれば、
同じノウハウで多店舗展開することも可能なため、
新たな不動産ビジネスとしても有望視されており、
米国各地に多数のコワーキングオフィスがオープンしているようです。
その収益構造は、
入居メンバーの月額会費が全体の6〜8割を占めており、
それ以外では、
会議室やイベントスペースのレンタル代、
カラーコピーや印刷サービス、
その他の物販による収入などがあるといいます。
ところで、オフィス仲介業の大手、三鬼商事が
定期的に公開しているデータによれば、
東京5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の
オフィス空室率は、2006年には3%台だったのが、
現在は8%台で推移。
さらに全国でみれば、物件の1割近くが空室になっている
ということです。
一方で、
不動産の賃貸ビジネスを考える人は増えており
家賃は、労力を使わずに毎月継続して入ってくる
ストック(固定)収入のため、老後のサイドビジネス
としても適しているという考えがありますね。
しかし最近は、物件の供給過多となっており、
従来の方法では、高い投資成果を得ることが
難しくなっているようです。
しかし、これまでには無い不動産賃貸の形態を
先に述べたような形で付加価値を付けた物件には
物珍しさも手伝ってか、入居者が集まりやすいと
いいます。
用途が無いまま眠っている空室、空き家は、
日本各地に多数あるため、それらを安く買い叩くのではなく
安く借り受けて
魅力のあるオフィスや住宅に再生することは、
今後の有望ビジネスとなると考えます。
その中でも、時間単位で借りられる
会議室とスモールオフィス物件への需要が高まります。
さて、最後に
ノマドワーカーが世界中のコワーキング
スペースを発見できるサイト「ShareDesk」
– 尼口友厚氏の記事をご紹介します。
http://blogos.com/article/73746/
それでは次回もおたのしみに。