今日のテーマ:協調的な消費についてお話します。
現代は、ものすごい個人消費によって、たとえば飽食や使い捨てなど
消費の「行き過ぎ」に対する価値観の反省が出てきています。
身近な話として、マイカーの存在がありますよね。
現代は殆どの人がマイカーを所有しており、これだけ世の中に台数が
多くなることでの弊害も出ています。
交通渋滞・排気ガスなどマイナスな点が目立ってくることになり
それが、マンネリ化していることすらも・・・
いつしか、意識しないように生活している
または、ショウガナイよ、個人ひとりでは、どうにもならない
と思っているのかもしれません。
ところで、よーく考えて見ますと
世の中に溢れかえっている「車」は、常時運転している訳では
ありません。
駐車場に多くの時間置いている車は、だれにも利用されないで
置かれていることが、個人消費社会を物語っているようです。
さて、この駐車している勿体無い「空き時間」をうまく利用して
車を他人へ貸したり、貸してもらったりという
「カーシェアリング」というのがあって、利用者も増えてきて
いるといいます。
これは、「車を貸したい」to「車を借りたい」という個人ニーズ
同士のマッチングがこのような形で実現したと考えます。
これは、インターネットの世界でも起きてくることで、多くの人が
利用することで、さまざまなニーズを世界規模でマッチング
できるようになると、物をいちいち買うよりは、お互いに融通しあう
(利用しあう)方が合理的になるだろうという発想が生まれています。
そして、マッチングを成功させるためには
成功事例に共通する4つの原則があるといわれています。
@クリティカル・マス、
A余剰キャパシティ、
B共有資源の尊重、
C他者への信頼、だということです。
以下、少し古いですが神田昌典さんのトークを紹介します。
これまでの時代は、物やサービスの消費(物質文明)に
翻弄されていた時代と言えます。
つまり、過度の消費であり、無駄な消費をあおり、
結果して、地球全体をごみの山にしてきたと思います。
脅かすようで、恐縮ですが
これからの時代は、震災害の起きる時代などとよく聞こえてきます
もし東京の直下型地震がきたら、復興に約125兆円の国家予算を
取り崩すことにもなるといいます。
そうなったら・・・預金封鎖が行われる可能性も有りです。
このとき影響しない人たちは
貨幣に依存しない人たちです。
円が使えない状況になったらみんなどのようなことにするのか
そのときは、地域通貨、物々交換などになってしまうが
有事にたいする備えとして、3つの通貨を意識する必要がある
ということも必要なのではと思っています。
それは、リアル通貨、地域通貨、評価通貨
しかも、有事の時には評価通貨が物をいう時代になるので
その所有者は、評価通貨を通じたネットワークにつながる
人々との物資供給が可能となる。
最終的には、人との信用・信頼、絆が評価された通貨が
本格的に模索され始めたということなのだと思われます。
では、次回をまた、お楽しみに。