横山信弘氏 著書
話を噛み合わせる技術を紹介しています。
「話の内容が相手に伝わって、噛み合う」
ことで、「話の内容が前進する」ということを
目的とする本の紹介です。
さて、今回は、
「話を噛み合わせる技術【基本編】」から、
ピックアップしたいと思います。
「噛み合わせ」の補正はリアル対面で!
噛み合っていない話を噛み合わせるためには、
「リアルタイム性」が重要であるという著者。
会社でも良くあることなんですが、メールで
上司報告を何でもかんでも一辺倒に済まそう
としている営業部下がいました。
時と場合を考慮すべきなのですが。
たとえば
客先とのトラブルがあった場合に
すぐに、事情と経過報告、客先の状況、
現在状況、そして対策案など
早速に、口頭での報告が優先です。
その後に、上司からの指示を仰ぐ。
というのが基本、あると思いますが。
特に若手社員や製造現場からの異動者に
このようなことが解っていない
営業社員が結構います。
このような場合はリアルタイムで上司・部下
相互コミュニケーションで噛み合わせを
まず、すべきだということです。
現代は、一方通行のコミュニケーションが
劇的に増えて・・・
メール・LINEなどのツールやSNSが一般化し
ています。
このメディアを使うと、便利な反面
「相手の反応が見えない」というデメリットが
生じます。
「反応が見えなくとも、おれはメールを出して
報告をしたんだ!」
と開き直っている社員は、自分の意見や主張を
一気に一方通行的に書いてしまうこととなり
コミュニケーションツールなのに
本当のコミュニケーションにはなっていません。
たとえば、客先で、トラブルを検知した場合に
その時点で、まず、電話やメールで上司へ
一報を入れておき、時間を追うごとに
情報の追加や修正をし、会社に戻ったら
正確な情報の「噛み合わせ」の補正をリアル対面で
やるのが、良い報告のスタイルなのかなと
思います。
緊急時は復旧のための
「スピードと正確」が必要なのです。
上司への報告会話の流れで、
知らず知らずのうちに、
感情的な方法へ暴走してしまうというのも
よくある話でもありますが。
また、緊急以外でも
何かの説明や回答を求められた
場合など
「論理的な内容」となるので
最新の注意を払うべきであって、
決して、やってはいけないのが
「メールを見てください」などと
やったら、「話し合うつもりがない」
と受け止めてられてしまう可能性大。
そのような場合、
「いいから、対面で説明しなさい」
と上司からメールが送られてきてからでは
遅いのです。
なので、できる限り早いタイミングで
「対面コミュニケーション」をとるように
心がけることが大切ですよね。
噛み合わない人に対する補正は、
対面がベストですが、遠距離の場合は
電話でのコミュニケーションがベストです。
なぜならば
音声によるリアル補正もできるし
声色も取得できるというわけです。
だから、対面は無理だから「メールやLINE」
など文字だけのツールだけでやるとなると
トラブルの原因にもなるため、
噛み合わない話の補正は
「文字コミュニケーション」は
いちばん難しいと心得ておくことが
大切なようです。(104ページより)
・・・
など、話を相手とうまく
かみ合わせる技術を
身に付けることは、
基礎的で重要なことではないでしょうか。
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では、また。
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